内容は言わずもがな。
ラインナップは名手揃い。
故Keith Emerson(Key ex-The Nice)、故Greg Lake(B、G、Vo ex-King Crimson)、Carl Palmer(Ds、Per ex- Atmic Rooster)となります。
1974年2月10日アメリカ・カリフォルニア州 アナハイム、アナハイム・コンヴェンション・センター公演での実況録音となります。
そもそも”King Biscuit Flower Power”のラジオ放送用に収録された模様で、それを用いたものとなります。
(但し、他公演やリハーサルでも収録されたとの噂もあり、それを流用したものもあるのでは?との指摘もございますが....................
また.
かのVan HalenもSammy Hagar在籍時にライヴ盤を製作致しておりますが、
そもそもがラジオ放送用のライヴ収録で費用を折半という形でございました。
そちらは初日公演中心がラジオ放送、2日目がバンド側ライヴ盤用と分けた模様でございます。
ライヴ録音に手慣れたスタッフや機材が揃うという事からもそれに近い事情がEL&Pにもあった感がございます..........)
某メンバー曰くは音の調整はしたものの、演奏は差し替えていないとの事でございます..................................
そもそも録音がラジオ放送向けものという事もあり観客側の空間録音やノイズがキチンと収録され、会場の空間が解り易いものともなっており、
(アナログ時代やCDリマスター化後含め)オーディオファンにも好評だった感がございます。
現在では他公演の演奏を評価する向きもございますが、何せ当時のライブ録音。
相当な手間暇が掛かるというものでございます。よくぞ残してくれたという感がございます。
それに末期とは言えども全盛期、悪ろう筈がございません。貫禄と勢いに満ちた演奏・アンサンブルでございます。
かのRitchie Blackmore(ex-Deep Purple、Rainbow)が「一世一代の演奏者」とも称した故Keith Emersonの凄みはスタジオ作以上、
驚くべき技量に(譜面で構築された演奏とは言えど)どれだけの才能が詰まっているのかと驚きを超えて呆れ返る程のもの。
それに対等の個性で付いていく故Greg LakeやCarl Palmerの技量や才能の凄みもスタジオ作以上に感じられるものでございます。
かの名曲”Tarkus”にしてもツアー毎に部分アレンジが変わるものでございますが、
(Greg Lakeのギター演奏含め)全体的にはこれが一番勢いと整いがある感がございます(他曲も含めて)。
(プログレ全般を含めて)ここが一つの頂点。
やる事はやったとその後解散状態に陥り、
ソロ・プロジェクトを纏めた感のあるかの名作”Works”で復活するものの、
残念ながらこの(音楽性や演奏含めた)凄みは以後取り戻せないものとなります..................
リリース時はアナログ3枚組、おまけにライヴ盤とは言えこの音楽性。
これで大ヒットする訳でございますから、如何にこの時代の音楽ファンの音楽感性が如何に鋭く豊かであったかが判る名盤の一つでもございます.......
現在では入手が非常に困難。この機会に是非。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しく御願い致します。